えるのベース日記

ただのベース好き

『最初のベースは何を買うべき?』という永遠の議論

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 私がベースを始めて早3年が経過しました。まだ3年とも取れますが、その間にしっかり機材沼にハマってきました。SNSなどでベース情報をチェックするのが趣味のようになっていますが、そんな中いつでもそこそこの頻度で目にする議論が今回記事のタイトル。

 

 おそらく、ベーシストであれば皆この質問をされたら嬉しくてニヤニヤしながら答えることでしょう。ネットで検索にかけてもたくさん記事が出てきます。まあ、当然ながら人によって考え方がさまざまですが、それらの意見のどれかが正解でどれかが間違い、というわけでもないあたりが初心者をさらに惑わせる要因にもなっている気がします。結局どうなの???と。

 

 結局のところ、よっぽど変な意見でない限りはすべて間違いではないんでしょう。最後は購入者が自分で考えて結論を出すしかないんですが、私がベースを始めてからずっと話題が尽きないテーマでなんか面白いなと思ったので、ざっとまとめてみようと思います。

 

 沼にハマったおかげでいろんな種類の、価格帯は下は1万円、上は30万円クラスの楽器に触れてきました。というわけで、そうした経験を活かしてそれぞれに個人的な意見を付加していきたいと思います。(個体差はある前提で…)

 

■価格帯

①1~3万円ぐらい

⇒ すぐ飽きるリスクがあるという意見

⇒ 『初心者が高い楽器を使っても良さはわからない』という意見

 

〔メリット〕

・お金がかからない。

・のちの改造用ベースになる(安い楽器は思い切って改造できる)。

 

〔デメリット〕

・得体の知れない謎の木材が使われていることがある。

・トラブルが発生しやすい(ネック反り、フレット浮き、音が出ない、ノイズなど)。

・トラブル故の弾きづらさにより練習が捗らない。結果飽きやすい。

・安い故に弾かなくてももったいなさを感じにくい。結果飽きやすい。

・飽きた時に売りにくい(売ってもお金にならない、処分が手間、保管も邪魔、となる恐れ)。

 

〔個人的意見〕

・問題なく演奏できるので、選択肢としてはもちろんアリ。

・チューニング精度やネックの反りやすさは少々不安。

・ピックアップのパワー不足を感じるが、交換すればワンランク上のサウンドになる。

・フレットのバリが少し気になる。フレットが浮くこともあるらしい。

・なんとなく弾きにくい気がする(ので私の個体は改造用になった)。

・この価格帯でのおすすめはPLAYTECH、Bacchus。どうしてこの値段でこのクオリティの製品が作れるのか不思議。

 

②5~15万円ぐらい

⇒ トラブルが比較的起こりにくいという意見

⇒ ①の価格帯よりも弾きやすく音も良いため練習が捗る、弾きにくい故の変な癖も付きにくいという意見

⇒ 『安いの買ってもどうせすぐ良いのが欲しくなる』という意見

〔メリット〕

・作りが丁寧でトラブルが比較的起こりにくい。

・各種パーツがわりと名の知れたものが使用される。

・素人ではハイエンドのものとそれほど音の違いがわからない。

・沼にハマってきたら普通に改造用ベースにできる価格帯。

・飽きたらそこそこの値で売れる。

〔デメリット〕

・金銭的負担がわりと大きい(売っても楽器店等での買取価格は新品の2~3割程度)。

〔個人的意見〕

・10~15万円クラスになると、使用されている材料はハイエンドのそれと同じだが製造コスト等の削減により安価となっているシリーズが多く存在。

・5~10万円の価格帯のものは割と普通にネックが反る個体が多い印象(湿度管理を怠った場合)。

・量産機の価格帯なので、『人と違うものを持ちたい』という欲は満たせない。

・この価格帯でのおすすめ ⇒ 後述

 

③20万円クラス以上

⇒ もうなんでもいっちゃえよ!という意見

〔メリット〕

・言わずもがな(良い)

〔デメリット〕

・言わずもがな(高い)

〔個人的意見〕

・買えるなら全然良いと思う。

・各メーカーの技術やこだわりをつぎ込んだ最高の楽器を手にできる。

・(初心者だと塗装や木材等見た目だけになるかもしれないが)オーダーメイドが可能なので、自分だけの楽器も作れる。

・作りはもちろん丁寧だが、わかりやすいところだとネックが安物より明らかに反りにくい。

・ノイズ処理も丁寧になされているため音がクリア。

・『初心者が高い楽器を買っても良さがわからないから無駄』という意見もあるが、逆に良い楽器で練習を続けていたらイマイチな楽器がすぐわかるようになるメリットもあるように思う。練習のモチベも上がる(弾かなきゃもったいないという義務感も働く)。

・この価格帯でのおすすめ ⇒ 語り切れない。

 

■種類

 『ジャズべタイプがおすすめ』という意見が多数派のようです。扱いやすい音だから、汎用性がある音だから、とかそういう感じですね。

 まあ確かにそうだと思いますが、そこまで気にすることもないんじゃないかな、というのが私の意見です。ベースを始めたいと思ったきっかけのベーシストが例えばプレベタイプを使っていたら、プレベタイプを選択したらいいと思います。ネックが太いものが多いですが、正直そこまで気にするほどのものでもないと思います。要は慣れです。むしろ私は太いネックのほうが好きです。

 なんとなくベースをやってみたい、という人は見た目とか雰囲気で選んでいいと思いますし、とりあえず選択肢を絞りたければジャズべタイプから選べばいいのではないでしょうか。音の違いがわかるぐらいベースを続けられたら、そこでまた考えたらいいと思います。

 種類という点だと、『初めから5弦はありか』という話もありますが、これも慣れでどうとでもなるので全然ありだと思います。弾きたい曲が5弦を使うというパターン、なんか5本あるほうがかっこいいというパターン、なんでもOKでしょう。

 あとは木材の種類ですか。例えば指板ではローズウッドとメイプル、ボディではアルダーとアッシュ、バスウッドなどが比べられたりしますね。ぶっちゃけ見た目でいいです。いや、本当に。ベース始めたてで音の違いがわかったらすごいですよ、私は未だに見た目以外わかりません。笑

 

 

■個人的おすすめ・・・有名ブランドの5~10万円の価格帯

 おすすめ理由はいろいろとありますが、手に取りやすい価格かつデメリットが少ないという点でしょうか。

 

 一番おすすめなのはYAMAHAです。BB200シリーズは3万円台で手に入ります。YAMAHAのベースの印象は『お値段以上』、特にネックの強さが印象的で、当時のろくに湿度管理していなかった私の部屋でもあまり反ることもなく安定していました。BB700シリーズは10万円を切る価格で購入できますが、ピックアップはBBPシリーズと共通、そしてアクティブとパッシブの切り替え可能とコスパ抜群です。ネックが強いというのは個人的には最優先事項ですので、最もおすすめのメーカーですね。

 

 『有名ブランド』としたのは要は売りやすいからですね。笑

 恥ずかしながらいろんな楽器を買っては売ってを繰り返していたので、買取の相見積もよくお願いしていました。その中で気づいたことですが、例えばFenderであれば楽器店での買取価格はだいたい新品価格の4割ぐらいが相場のようです。上にも書きましたが、通常であれば2~3割が相場となっているようですので、もし飽きて売る可能性が高いのであれば『とりあえずFender買っとけ』は一つの最適解かもしれません。この価格帯であればMIJシリーズかPlayerシリーズあたりでしょうか。もちろん楽器としての評判も良いですね。

 

■まとめ

予算内で好きな見た目のやつを買え!!!!!(まとまりませんでした)

 

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